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訃報です。

6月14日、昨日は蒸し暑い一日でした・・・この時間帯の夜の空には、星が見えません。
今日は雨の一日でしょうか?
パークの夏支度は、寒冷紗も張り終わり、エアコンの点検も済ませ、数日は3台のエアコンがフルでございます。
介護室のエアコンは、久々の休息です。
アンナと紋次郎が旅立ってしまい、介護室の明かりも消えています。
2頭が旅立って2週間を迎えるパークでございます。

6月2日、午後5時過ぎ、2012年1月2日生まれの紋次郎がお星さまになりました。
11歳5か月、天寿を全うしました。
紋次郎は、偉大なる父親でした・・・穏やかで、精悍で、彼の吠える声を聞いたことがありませんでした。
いつもの犬舎で、いつまでも彼の姿を見ることが当たり前だと思っていた私です。
その当たり前の姿に、老いが忍び寄っているとは・・・交配時の彼の雄姿がいつまでも・・・頼り切っていました。
紋次郎の異変は、4月初旬から、フードの量が減り始め、ゆっくりと食べるようになりました。
その時初めて老いが来たと感じ始めました。
動きもゆっくりとなり、・・・4月16日、介護室へサプリメントの投薬が開始されました。
健康で、獣医さんのお手を煩わせる事がなく、この時間を過ごしてきた彼です。
ワクチンとフィラリア投与だけお世話になっていました。
ムース缶やおじや、Ad缶、口にすることもしない彼に、”4月28日になれば、最後の息子兄兄が帰ってくるよ。その日まで父親のあんたが待っていないでどうするのよ!!”声をかけると、食べ始めます。
2歳になる最愛の息子、兄兄が戻ってくる・・立つこともできないはずですが、父親ですよね。
紋次郎の目がしっかりと私を見つめてきました。
今日は、何日ですよ・・伝えながら、28日、午後迎えに行き兄兄が戻ると介護室の中で対面、愛しい仕草をして迎えました。
親子ですよね。強い絆を目の当たりにしました・・・兄の太郎も、パークの全員が、戻ってきたね・・お帰りと兄兄を迎えていました。その後、奇跡の数日間でした。
少ないながらも、フードをしっかりと食べ始め、立ち上がり、外に出て、兄兄の犬舎の前で足を止め・・
2日、午後静かにお星さまになりました・・・最後まで、自分を保ち・・息子に男らしさを伝えて逝ったのだと思います。
4日、赤城へとドライブです。私はお客様がいらっしゃるので、主人と紋次郎男同士です。
花束を抱え、新しいお布団に包まれ、フードとムース缶をもって、早朝、熊谷を出発・・赤城の山美しく、荼毘に付し帰宅いたしました。次のバトンを、太郎と兄兄に託して、スタッフが変わるたび温かく迎えた紋次郎・・彼の絆は、絶えることはありません。
紋次郎の子供たちを迎えた皆様、お世話いただいたスタッフ、お声がけいただきました皆様に、紋次郎に成り代わり心から感謝申し上げます。2週間経ってやっとご報告ができることができました。
3日には、2010年2月13日生まれのアンナがお星さまになりました。
13歳3か月、パークの最高齢で天寿を全うしました。
アンナは、介護室生活は4年になります。
大きな体で穏やかで・・・介護室の主でした。
犬舎に上がることができなくて介護室住まいになった彼女は、子宮を摘出したためお母さんになる事はできませんでしたが、
おとなしくて、ハウス!の一声で自室に、食欲も落ちたことがなく手のかからない子でした。
彼女の吠えた声を聞いたことがなく、新しいスタッフさんたちを優しく受け入れて、ホッとできる子でした。
5月に入り、夜となく昼となく泣き始めました・・・何度も経験してきましたが、夜泣き状態です。
泣かない日もあり、一晩中泣き・・声をかけると、お母さん側にいるよと撫でると・・眠ります。
その状態は山あり谷あり状態です。
サプリメントを投与して、1時間おきにお呼びが・・・夜が寂しいのでしょうね。5月末には、立てない自分と向き合うのが大変でしたね。
泣いたことのないアンナ・・・最後には、私はここよ、泣きたいのよ・・私の声聞かせてあげてるのよ・・・いいお声ですね。
答えながら、なでなで・・・白々と夜明けの空を見ながら、アンナもう夜明けだよ・・・あや母さんの所へ逝けるといいね。
かすれた声で・・・まだです・・・お返事・・・そうですか・・では、そろそろ寝てください・・・お母さんも寝かせていただきますよ。
そんな会話を交わし・・紋次郎が亡くなった夜に、隣のお部屋からこちらを見ています。
紋次郎がお星さまになったね・・・アンナはもう少し一緒にいられますか?こちらを見つめています。
3日の午後7時・・静かに眠りにつきました。
アンナ、紋次郎と待ち合わせですか?もう泣かなくてもいいね・・・夜が寂しくないでしょ・・・お母さんは寂しいですよ。
5日は、友引なので、6日、午前11時半、熊谷を出発、赤城へドライブです。
花束を抱え、フードとムース缶、新しいお布団に包まれ・・赤城は、晴れて・・荼毘に付し帰宅いたしました。
アンナ・・・今度生まれてきたら、赤ちゃんたくさん産みましょ・・最高のお母さんになれると思うよ。
お世話いただいたスタッフさんやお声をかけていただきました皆さんに心より感謝申し上げます。
空いている介護室の寂しいこと・・・見守っていたアンナの姿がありません。
主人の一言は・・・廊下を通るたびなんだか寂しいね。
介護室が空いているのは、みんなが元気だからよ。
アンナ、紋次郎・・・パークは寂しくなりましたよ・・・でも、みんなで頑張りますよ。
貴方たちが残してくれた絆途絶えることはないからね。
2頭の旅立ちに際し、心温まるお花を頂戴し心からお礼申し上げます。
パークは、良血のアラスカンマラミュート作出に精進してまいります。
アラスカンパーク、アラスカンマラミュート、マラミュートライフ❤

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